里山河辺林の保全・活用による子どもから大人までの環境学習
滋賀県東近江市 河辺いきものの森
■キーワード:里山 河辺林 子ども 大人 環境学習 生物多様性
■地域の特徴・特色
河川に沿って分布する森林、河辺林は、水害の防備や農用林(里山)として大きな役割を果たしていました。河辺林は、低海抜地でありながら、シナノキやキクザキイチゲなど本来この標高に見られないはずの山地性の植物が生育するという特徴も持ち、貴重な自然が育まれる場所となっています。
森に合わせて作った散策路や様々な生きものがふれあう水辺があり、樹の上の歩道が設置されています。中心エリアにあるネイチャーセンターにはレンジャーが常駐しており、森の展示パネルや情報コーナーなどがあります。フィールドエリアは30分も歩けばぐるりと回れ、季節にあわせた植物や里山の風景が楽しむことができます。
■学習のポイント
地元NPO団体が、年齢の異なる子ども達が毎月1回、丸1日森の隊長と一緒に過ごしながら、季節ごとに様々な活動を行うモリイコ!活動を展開しています。
子どもだけでなく、18歳以上の男女を対象に、毎回テーマを変え、森の自然を活かしたワークショップを交えながら、四季折々の自然とふれあい、楽しめる取組も設定。森でゆっくりとした時間を過ごし、道端の植物に目を留めたり、忘れてしまっていた身近な自然の美しさを思い出します。
身近な薬草ドクダミの採取・活用などユニークなプログラムがセットされている「大人の森あそび」は、忙しい日々を送る大人にとって、心を緩やかにときほぐす人気のプログラムです。
■プログラム例(プログラム作成指導例)
・モリイコ!(「森を楽しもう」(探険など)、「森を活かそう」(工作など)、「森を育てよう」(森の保全作業など))
・森のおはなし、森たんけんクイズラリー
■その他関連情報(地域・団体サイト情報等)
・河辺生きものの森,http://members.e-omi.ne.jp/ikimono/
・NPO法人遊林会,http://www.yurinkai.org/